建物も進化する。だからこそ「管理」も進化していく。

Column

皆さん、こんにちは。
マンション管理士のIです。

今日も散歩の途中で感じたことを書いてみたいと思います。

散歩の途中で見つけた一本の切り株

散歩コースに小さな雑木林があるのですが、その中の一本が伐採された跡を見つけました。

おそらく日当たりや樹木の密集状況を考え、管理者の方が適切に伐採されたのでしょう。

いつもの散歩コースにある小さな雑木林。ふと目を向けると、一本の木が伐採されていました。


伐採された切り株からは、新しい緑が芽吹いていました。

その光景を見て、以前訪れた屋久島で出会った「ウィルソン株」を思い出しました。

屋久島で出会った巨大な「ウィルソン株」

縄文杉トレッキングコースの途中にある巨大な切り株で、外周は約13.8メートル。樹齢は2,000〜3,000年ともいわれています。

屋久島・縄文杉トレッキングコースの途中にある巨大な「ウィルソン株」。

その昔、豊臣秀吉の命により伐採され、京都・方広寺大仏殿の造営資材として使われたという言い伝えがあります。

あれほどの巨木を切り倒し、深い山奥から運び出した先人たちの苦労は、想像を超えるものだったことでしょう。

人と比べると、ウィルソン株の大きさがよく分かります。先人たちは、この巨木をどのように伐採し、山から運び出したのでしょうか。

マンションと「木」の新しい関係

さて、私は約50年にわたりマンションと関わってきました。

当時、中高層建築物といえば鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)、プレキャストコンクリート(PC造)が当たり前で、木造は戸建住宅や低層アパートが中心でした。

しかし近年では、技術の進歩により、中高層建築物でも木材が内装だけでなく外装材として採用される事例が増えてきています。

もちろん、耐火性能や構造強度、防腐性能など、建築材料として高い性能が求められますが、技術革新によってそれらの課題は着実に克服されつつあります。

コンクリートや鉄にはない、木が持つ温もりや癒やしは、自然素材ならではの魅力です。

長い年月を生き続ける屋久島の巨木。木という自然素材が持つ力強さと温もりを感じます。

まだ一般的とは言えずコスト面などの課題もありますが、これからは街並みも少しずつ変わっていくのかもしれません。

建物が進化しても、大切なのは「暮らす人」

このように、マンションという建物も時代とともに進化しています。

しかし、その建物を利用し、そこで暮らすのは私たち人間です。

どれほど建物が進化しても、快適なマンションライフを実現するためには、良好な住環境と適切なルールづくりが欠かせません。

そのためにあるのが、マンションの「憲法」ともいえる管理規約や各種使用細則です。

これらは住民の暮らしを窮屈にするためのものではなく、誰もが安心して快適に暮らせるマンションライフを支える大切なルールです。

この機会に、ぜひご自身のマンションの管理規約を読み返してみてはいかがでしょうか。

そして、分からないことや判断に迷うことがあれば、どうぞ私たちマンション管理士へお気軽にご相談ください。

建物の進化とともに、マンションライフもより良いものへ発展させていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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執筆者

マンション管理士  岩﨑 一雄

イントスマンション管理事務所所属。

千葉市を中心に管理規約の見直し、長期修繕計画、防災、理事会運営支援などを行っています。